住民税の特別徴収と普通徴収の違い

2024年12月18日

住民税の「特別徴収」と「普通徴収」とは何ですか?それぞれの違いは何でしょうか?

住民税は、私たちが住んでいる市区町村に納める税金です。しかし、この住民税には、納め方が大きく異なる2つの種類があります。それが、特別徴収普通徴収です。今回は、この2つの違いについて詳しく解説していきます。

特別徴収とは?

 特別徴収とは、会社などの事業主が、従業員の給与から住民税を差し引き、代わりに市区町村に納める方法です。つまり、私たちが自分で納付の手続きをする必要はなく、会社が代行してくれるのです。

 ◆メリット:
   ・納付者は納税の手続きが不要で手間がかからない。
   ・毎月少しずつ支払うため、負担感が少ない。

 ◆デメリット:  
   ・事業者(会社)側にとっては、事務処理の負担が増える。

 

普通徴収とは?

 普通徴収とは、納税者自身が、市区町村から送られてくる納付書を使って、自分で納付する方法です。

 ◆メリット: 
  ・市区町村によってはクレジットカード払いでポイントが貯められる。

 ◆デメリット: 
  ・納付の手続きが面倒。
  ・納付忘れのリスクがある。

 

特別徴収と普通徴収、どちらが適用されるの?

 一般的に、会社員などの給与所得者は、特別徴収が適用されます。一方、自営業者や年金生活者などは、普通徴収が適用されることが多いです。

特別徴収と普通徴収の違いをまとめると

項目 特別徴収 普通徴収
  納付方法   会社が給与から天引き   納税者が自分で納付
  手続き   不要   納付書を使って納付
  メリット   手間がかからない、負担感が少ない   市区町村によってはクレジットカード払いでポイントが貯められる
  デメリット   事業者(会社)側にとっては、事務処理 の負担が増える。   手続きが面倒、納付忘れのリスクがある
  適用者   会社員など給与所得者   自営業者、年金生活者など

住民税の納付方法には、特別徴収と普通徴収の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った納付方法を選びましょう。